朝からやる気は出ない。

朝がとにかく弱い。

 

ギリギリまで寝ていたいし

布団から会社まで最短距離であればあるほど良い。

 

夜寝るのが遅いからだ!と言われそうだが

まさにその通りだ。大正解すごい。

 

うちの母はそういう私を【ヨトウムシ】と呼んでいたことを思い出して、今更「あれはどういう意味だ?」となり、そもそもどういう字を書くのかも分からないので調べてみた。

蛾が画面いっぱいに出てきて絶望。

 

 

夜灯虫かと思いきや、おそらく夜盗虫。

でも正規表現でも無さそう。

そもそも蛾だったのか貴様。

 

 

そんな夜灯虫の私は、じゃあ夜を有効活用しているのかというとそんなわけもなく、

ゲームをするかマンガを読むか、ならまだしも、うだうだと低レベルな考え事をして、毎日欠かさず時間を無駄にしている。

 

 

 

ふと、高校の三者面談で父を連れ添った時のことを思い出す。

当時の担任は、元気ハツラツな数学教師で、私が朝弱いのを危惧して質問をしてきた。

 

「おい、朝は苦手なんか?なんで早く来ない?」

眠いからにきまってんだろ、と今なら言い返すが、正当なそれっぽい理由を考えて黙ってしまったところ担任がさらに畳み掛ける。

 

「朝はいいぞ!勇気が湧いてくるぞ!今日も一日がんばるぞ!!ってなるだろ!!!ね!お父さん!!!」

 

突如話を振られた父は根っからの最速早起きマンであったが、その時咄嗟に出た言葉は、

「いやっ……朝は……。」だった。

 

父は毎朝早起きしてるが勇気はみなぎってこなかった模様で、その一言により担任は黙ってしまうし、ただただ気まずい時間が流れた。

 

 

 

そもそも朝から勇気が湧くのは多分アンパンマンぐらいだろう。

 

基本的には「あー。朝だ。だるい。顔洗お……」が関の山で、勇気凛々になることは無い。

 

勇気凛々とは【意:失敗や危険をかえりみず、勇敢に物事に多々向こうとするさま】とのことだ。

寝起きで丸腰、眠気と低血圧デバフかかってんのに朝とかいうラスボスと戦わなきゃならん、という意味では確かに考えようによっては勇敢なのかもしれない。

が、多分担任の意味してることとは違う。

 

 

つい最近のことだが、意識高い系を目指して早起きして白湯を飲むというモーニングルーティンを確立させた。30代を超えて体のあちこちのガタを感じたため所謂、意識改革だ。(早寝しろ)

 

「白湯を飲むと体内が洗われていく……!」と思っていたが数日経つと、布団の誘惑に負け2度寝をキメることが既定路線となってしまっていた。

 

例え体内が洗われていたとしても、心根の洗浄がされてないので、数秒後には「もう出たくねえな…へへっ……」などと思っている。

 

そもそもモーニングルーティンってなんだ。

 

昼は仕事、夜は家事でルーティンなんか決まってんのに、なんで朝まで縛られなきゃならん。

 

などと思っているのだから白湯生活もどうせそろそろ終了だ。